春になると気温が上がり、犬との外時間が増えていきます。
同時に静かに動き始めるのが、ノミやダニといった外部寄生虫です。
「夏が本番」と思われがちですが、実は活動のスタートは春。
気温が10〜13℃を超える頃から動き出し、湿度が上がると一気に繁殖します。
結論から言うと、春こそ予防環境づくりのタイミングです。
この記事では、ノミ・ダニが増える理由と、庭・住まいでできる具体的な対策を整理します。
春にノミ・ダニが増え始める理由
ノミやダニは寒さに弱いと思われがちですが、完全にいなくなるわけではありません。
冬の間も落ち葉の下や土の中、屋内の暖かい場所で生き延びています。
春になると、
・気温の上昇
・湿度の増加
・庭で過ごす時間の増加
が重なり、犬が接触する機会が一気に増えます。
特に注意が必要なのは、庭や公園の草むら、フェンス際、日陰部分です。
湿気が残りやすい場所は、ダニが潜みやすい環境になります。
ノミ・ダニがもたらすリスク
ノミやダニは単なる不快な虫ではありません。
・強いかゆみ
・皮膚炎
・アレルギー反応
・貧血(大量寄生時)
・感染症の媒介
といった健康被害につながることがあります。
特にダニは皮膚にしっかり噛みつくため、発見が遅れることもあります。
春はまだ油断しやすい時期だからこそ、環境から整える意識が重要です。
庭でできる予防環境づくり
1. 芝生や草丈を短く保つ
草が伸び放題の庭は、湿気がこもりやすくなります。
定期的に芝刈りや除草を行い、風通しを確保しましょう。
落ち葉もこまめに取り除くことが大切です。
落ち葉の下はダニの隠れ場所になりやすい環境です。
2. 日当たりと風通しを改善する
ダニは湿度の高い場所を好みます。
庭の一部に日陰が必要なのは事実ですが、風が抜けない密閉空間は避けましょう。
フェンスや植栽の配置を見直し、空気が循環する庭づくりを意識します。
3. 人工芝の管理
人工芝は泥はねが少ない反面、ゴミや湿気が溜まりやすいことがあります。
・定期的なブラッシング
・下地の排水確認
・必要に応じた洗浄
を行い、清潔な状態を保ちましょう。

室内でできる予防環境づくり
1. 玄関・足拭き動線を整える
散歩後にそのまま室内へ入ると、ノミやダニが持ち込まれる可能性があります。
玄関付近に、
・足拭きスペース
・ブラッシングスペース
を設けることで、侵入リスクを下げられます。
2. 掃除機をこまめにかける
ノミの卵はカーペットや隙間に落ちることがあります。
週に数回の掃除機がけは、予防として非常に効果的です。
特に、
・ラグ
・ソファ周辺
・犬の寝床周り
は重点的に清掃しましょう。
3. 寝床の定期洗濯
犬用ベッドやブランケットは、春以降こまめに洗濯を。
天日干しは湿気対策にもなります。

予防は「薬」だけに頼らない
動物病院での予防薬は重要な対策のひとつです。
しかし、環境が整っていなければ再発のリスクは残ります。
大切なのは、
・庭を清潔に保つ
・湿度を管理する
・持ち込まない動線をつくる
という“生活環境の見直し”です。
薬と環境対策を組み合わせることで、リスクは大きく下げられます。
春は予防のスタートライン
ノミ・ダニ対策は「発生してから」ではなく「発生前から」が基本です。
春は気温が上がり始めるタイミング。
この時期に環境を整えておくことで、夏のトラブルを防ぎやすくなります。
庭と室内をトータルで見直し、犬が安心して過ごせる空間を整えましょう。

まとめ
春はノミ・ダニの活動が始まる季節です。
気温や湿度の上昇とともに、庭や室内での接触リスクが高まります。
芝生や植栽の管理、掃除の徹底、動線の工夫など、できることは多くあります。
薬だけに頼らず、環境から予防する意識が大切です。
春のうちに対策を始めることが、年間を通して安心できる暮らしにつながります。


