春は気候が穏やかで、犬にとっても過ごしやすい季節です。
しかし、「まだ夏じゃないから大丈夫」と油断していませんか?
実は、紫外線量は春先から急激に増え始めます。
人間だけでなく、犬にとっても紫外線は皮膚トラブルや体力消耗の原因になることがあります。
結論から言うと、春の庭こそ“日陰の質”が重要です。
この記事では、春の紫外線リスクと、犬が安心して過ごせる日陰づくり・庭設計のコツを詳しく解説します。
春の紫外線はどれくらい強い?
一般的に紫外線量は3月頃から増え始め、5月には真夏に近いレベルになると言われています。
気温がそれほど高くなくても、紫外線はしっかり降り注いでいます。
犬は被毛に守られているとはいえ、
・皮膚の薄いお腹や耳
・被毛の薄い犬種
・白毛や短毛の犬
は紫外線の影響を受けやすい傾向があります。
長時間直射日光の下で過ごすと、
・皮膚の赤み
・乾燥やかゆみ
・体温上昇による疲労
といった不調につながることもあります。
庭に日陰は必要?答えは「必須」
犬が自由に動ける庭であっても、全面が直射日光では負担が大きくなります。
理想は、庭の3分の1程度に安定した日陰があることです。
日陰には次のような役割があります。
1. 体温調整のサポート
犬は汗腺が少なく、体温調整が得意ではありません。
日陰があることで、自分の意思で涼しい場所へ移動できます。
2. 紫外線ダメージの軽減
日陰に入るだけで紫外線量は大きく減少します。
長時間の直射日光を避けることで、皮膚トラブル予防につながります。
3. 庭の温度上昇を抑える
特に人工芝やタイルは熱を持ちやすい素材です。
日陰があることで地面の温度上昇も抑えられます。

犬にやさしい日陰づくりの方法
① タープやシェードを活用する
もっとも手軽なのがシェード設置です。
春はまだ風が強い日もあるため、固定方法をしっかり確認しましょう。
可動式にしておくと、季節ごとの太陽の角度に対応できます。
② 植栽でつくる“やわらかい日陰”
落葉樹を使うと、春〜夏は日陰をつくり、冬は光を取り込むことができます。
自然な木陰は見た目にもやさしく、庭全体の温度上昇を抑える効果もあります。
ただし、落葉や花粉の管理は必要です。
③ パーゴラ・テラス屋根の設置
半屋外空間をつくることで、安定した日陰を確保できます。
急な雨対策にもなり、庭の活用幅が広がります。
屋根材は遮熱性のある素材を選ぶと、より快適になります。
日陰づくりで注意したいポイント
風通しを確保する
日陰でも風が抜けなければ熱がこもります。
フェンスや壁で囲いすぎず、通気を意識した設計が重要です。
地面素材との組み合わせ
・天然芝は比較的熱を持ちにくい
・人工芝は直射日光で高温になりやすい
・タイルやコンクリートはさらに高温になる
日陰と地面素材のバランスを考えることが、安全な庭づくりにつながります。
水場の設置
日陰の近くに水飲み場や散水設備があると、より快適になります。
簡易的なミストや打ち水も効果的です。

春の庭設計は“先回り”が大切
春はまだ本格的な暑さではありません。
だからこそ、紫外線や熱への対策を後回しにしがちです。
しかし、5月頃には地面温度も急上昇します。
春のうちに日陰計画を立てておくことで、夏も安心して使える庭になります。
犬にとって理想的な庭とは、
・直射日光エリア
・日陰エリア
・風が抜ける空間
がバランスよく配置されている庭です。
すべてを日陰にする必要はありません。
“逃げ場がある”ことが重要なのです。
まとめ
春でも紫外線は確実に強くなっています。
気温が穏やかなうちに、日陰づくりを見直すことが大切です。
犬が自分で快適な場所を選べる庭は、ストレスが少なく、安全性も高まります。
タープ・植栽・屋根などを上手に活用し、春から安心して使える庭を整えましょう。


