冬が終わり、やわらかな日差しに包まれる春。散歩が気持ちよくなり、庭で過ごす時間も増える季節です。
けれど実は、春は犬にとって体調がゆらぎやすい時期でもあります。花粉、寒暖差、紫外線、虫の発生——。環境が大きく変わるからこそ、住まいの整え方がとても重要になります。
今回は、春先に見直したい犬と暮らす住まい環境の総チェックポイントを、庭・室内・動線という視点から整理していきます。
春はなぜ犬の体調トラブルが増えるの?
春は気温が安定し始める一方で、日ごとの寒暖差が大きくなります。さらに、花粉や黄砂、PM2.5など空気中の刺激物も増える時期です。
犬の場合、くしゃみよりも皮膚のかゆみや赤みとして症状が出ることも少なくありません。また、換毛期と重なり、被毛トラブルが増える子もいます。
つまり春は、外の環境変化がそのまま住まいの空気環境や床環境に影響する季節なのです。
春の庭は安全?見直したいチェックポイント
暖かくなると庭に出る機会も増えます。だからこそ、庭の状態は改めて確認しておきたいところです。
芝生や人工芝の状態は整っている?
芝生は冬の間に傷んでいることがあります。土が露出していると、土埃が舞いやすくなり、アレルゲンの再飛散につながることも。
人工芝の場合も、排水性や清掃状況を確認しましょう。犬が寝転ぶ場所だからこそ、衛生と安全性の両立が重要です。
フェンスや柵のゆるみはない?
春は外出や来客が増える季節。門扉やフェンス、柵のぐらつきがないかも点検しておきたいポイントです。
特に風の強い地域では、冬の間に緩んでいることもあります。飛び出し防止対策は季節を問わず基本です。

室内環境は春仕様に整えられている?
春の住まい対策は、庭だけでなく室内も同様に大切です。
換気と空気の流れを見直す
花粉が気になる季節ですが、換気は必要です。開ける時間帯や窓の開け方を工夫しながら、空気を循環させましょう。
空気清浄機の位置も、犬の生活高さを意識することがポイントです。床に近い空気が滞らないよう意識するだけで、環境は変わります。
床材は春の汚れに対応できる?
春は花粉や砂埃が室内に入りやすい季節。拭き掃除しやすい床材かどうか、ラグの素材は適しているかなどを見直してみましょう。
犬の足腰への配慮と、衛生管理。その両方を満たす床環境が理想です。

春の紫外線や暑さ対策はもう必要?
意外かもしれませんが、紫外線量は春から急増します。庭で過ごす時間が増えるなら、日陰づくりも重要なエクステリア対策です。
・シェードの設置
・植栽による木陰
・テラス屋根の活用
春のうちから整えておくことで、夏の暑さ対策にもつながります。

春は“住まいを整える季節”と考える
春は新生活の始まりでもあります。人の暮らしが変わるタイミングは、犬の生活環境も見直す好機です。
- 庭の安全確認
- フェンスや柵の点検
- 床材や掃除方法の見直し
- 花粉や虫への備え
- 日陰づくり
ひとつひとつは小さなことでも、積み重ねることで住まい全体の快適性は大きく変わります。
犬と暮らす家は、季節ごとに少しずつ育てていくもの。
春のやわらかな風を感じながら、愛犬の目線で庭や室内を見渡してみてください。そこにはきっと、次に整えるべきヒントが見えてくるはずです。

