冬になると、犬の寒さ対策として、室内の温度や寝床に意識が向きやすくなります。
しかし、「犬が寒がらない室内環境のつくり方」で触れているように、
犬が安心して冬を過ごすために必要なのは「暖かさ」だけではありません。
雪や霜、凍結といった冬特有の環境は、犬にとって思わぬケガや事故につながる要因にもなります。
この記事では、 室内環境づくりとセットで考えたい雪・霜・凍結時の安全対策を整理します。

冬の事故は「寒さに慣れている犬」ほど起きやすい
寒さに比較的強い犬種や、普段から外に出ることに慣れている犬ほど、
- 足元の変化
- 床や地面の滑り
に対する警戒心が薄くなりがちです。
その結果、
- 室内で滑る
- 玄関や土間で足を取られる
- 外に出た瞬間に踏ん張れず転ぶ
といった事故が起きやすくなります。

室内で起こりやすい冬の危険ポイント
フローリングの冷えと滑り
冬のフローリングは、
- 表面温度が低い
- 空気が乾燥して滑りやすい
状態になります。
暖房をつけていても、 足裏が冷えて踏ん張りが効かず、転倒や関節への負担につながります。
玄関・土間の霜濡れ
雪や霜がついた足で家に入ると、
- 玄関タイル
- 土間コンクリート
が一気に滑りやすくなります。
特に、室内外の温度差が大きい冬は、水分が凍りやすく危険です。
雪・霜・凍結に備えた室内対策
滑り止めマットを要所に敷く
全面に敷く必要はありません。
- 玄関
- 廊下の曲がり角
- よく走る動線
など、犬が踏ん張る場所にだけ敷くことで、事故のリスクを減らせます。
床暖房や暖房器具の使い方に注意
床暖房やストーブ周りは、
- 温度差
- 床表面の結露
が起きやすい場所です。
暖かい場所から冷たい床へ移動した瞬間に、足を滑らせるケースも少なくありません。
室温だけでなく、床の状態にも目を向けることが大切です。

室内と外をつなぐ「境界」が最も危険
雪・霜・凍結時に最も事故が起きやすいのは、実は室内と屋外の境目です。
- 勝手口
- ウッドデッキ
- テラス
などは、
- 室内の暖気
- 外気の冷え
が交わり、凍結しやすい環境になります。
出入り口は「安全第一」で整える
- 滑りにくいマット
- 段差の緩和
- 水分を拭き取れるスペース
を確保することで、犬が外に出る際・戻る際の事故を防げます。

凍結時に気をつけたい犬の行動
走らせない、急がせない
雪や霜が残る時間帯は、
- 朝
- 日陰
が特に危険です。
「早く戻ろう」「早く出そう」と急がせると、足を滑らせやすくなります。
足裏の状態をこまめに確認する
凍結した地面を歩いた後は、
- 足裏が濡れていないか
- 霜や雪が付着していないか
を確認しましょう。
冷えた足裏は感覚が鈍くなり、 室内でも滑りやすくなります。
室内環境づくりと安全対策はセットで考える
「犬が寒がらない室内環境のつくり方」で整えた
- 暖かさ
- 寝床
- 室温管理
も、安全が確保されていなければ十分とは言えません。
暖かいけれど危険な空間では、犬は安心して過ごせないのです。

まとめ|冬は「暖かさ+安全性」で犬を守る
雪・霜・凍結のある冬は、
- 寒さ
- 滑り
- 転倒
といった複合的なリスクがあります。室内環境を整えると同時に、
- 床の滑り
- 出入り口の凍結
- 足裏のケア
に目を向けることで、冬の事故は大きく減らせます。
寒い季節こそ、「暖かい」だけでなく「安心できる」住まいを整えてあげましょう。


