冬になると犬の運動量が一気に減ってしまう——
その原因は「寒さ」だけではありません。
「冬の犬の運動不足を防ぐ庭と住まい」でも触れている通り、 犬が体を動かさなくなる大きな理由のひとつが、庭に出た瞬間に「寒い」「居たくない」と感じてしまう環境です。
その中でも特に重要なのが、冬の日当たりをどう活かして庭を配置しているかという点です。
冬の庭は「日が当たるかどうか」で使われ方が決まる
犬は冬でも体を動かす必要があります。
しかし、
- 地面が冷たい
- 風が強い
- 日が当たらない
庭では、 「走る・歩く」以前に、出たがらなくなるのが自然な反応です。
逆に言えば、
- 少しでも日が当たる
- 立ち止まっても寒くない
庭であれば、短時間でも外に出て体を動かすきっかけになります。
冬の日当たりは、運動量を生むスイッチのような存在です。
冬の日差しは「位置」で決まる
冬の日差しは夏と大きく異なります。
- 太陽の位置が低い
- 影が長く伸びる
そのため、「夏は明るい庭」でも冬はほとんど日が当たらないということが珍しくありません。
南側・東側を優先する
冬の庭配置では、
- 南側
- 東側
が、最も日を取り込みやすい位置です。
- 午前中から日が当たる
- 昼前後に地面が温まりやすい
この条件が揃うと、犬は自然と庭に出て体を動かすようになります。

庭全体を使わせようとしなくていい
冬の運動不足対策では、庭全体を均等に使わせる必要はありません。
むしろ大切なのは、
- 一番暖かい
- 一番風が弱い
「一点」をつくることです。
その一点に、
- 足元が安定した素材
- 滑りにくい床
- 少し動ける広さ
を確保するだけでも、犬の冬の運動量は大きく変わります。
日当たり × 庭素材で動きやすさが変わる
冬の日当たりを活かした配置は、庭の素材選びとも深く関係します。
人工芝の場合
人工芝は、
- 地面が均一
- 泥が出にくい
ため、冬の短時間運動と相性が良い素材です。
日当たりのある場所に配置することで、
- 地面が冷えきりにくい
- 足元が乾きやすい
結果として、 「少し歩く」「軽く走る」行動につながります。
天然芝の場合
天然芝は、
- 足裏へのやさしさ
- 自然な保温性
が特徴です。
日が当たる場所では、
- 地面の冷えが緩和され
- 犬が伏せたり、立ち止まったりしやすい
ため、 運動+休憩を繰り返しやすい庭になります。

日当たりを活かすための配置の工夫
影の落ち方を冬目線で確認する
フェンス、建物、隣家の影は、冬になると想像以上に広がります。
- 午前
- 昼前後
など時間帯を変えて、「どこが一番暖かいか」を把握することが重要です。
風を避けて体感温度を上げる
日が当たっていても、風が強いと犬は動きません。
- 風上側だけ囲う
- 日差しを遮らない位置にフェンスを設ける
といった工夫で、同じ日当たりでも体感温度は大きく変わります。

室内から近い配置にする
冬は、「ちょっと外に出る」という回数が増える季節です。
- リビングからすぐ出られる
- 扉を開けた先が日向
この動線があるだけで、犬が庭に出る回数=運動のチャンスが増えます。
冬の日当たりを活かすことは、運動不足対策の第一歩
冬の犬の運動不足対策というと、
- 室内運動
- 散歩の工夫
に目が向きがちですが、庭が使えるかどうかは非常に大きな要素です。
そして、その庭が使われるかどうかは、日当たりでほぼ決まると言っても過言ではありません。
まとめ|冬の庭配置は「運動できる日向」をつくること
冬の日当たりを活かした庭配置は、
- 犬が外に出たくなる
- 少しでも体を動かせる
- 運動不足を防ぐ
ための土台になります。
これまでの記事で触れている「冬、犬はどう過ごすか」「運動不足をどう防ぐか」その答えのひとつが、冬の日当たりを正しく読む庭配置です。
素材選びや設備を考える前に、まずは冬の日差しが当たる場所を見つけること。それが、寒い季節に後悔しない庭づくりにつながります。



