冬になると、犬の動きが少し鈍くなった、走らなくなった、急に立ち上がるのをためらうようになった。
そんな変化に気づいたことはありませんか。
その原因は、年齢や寒さだけではなく、 床の「滑り」と「冷え」にあることが少なくありません。
冬は筋肉がこわばりやすく、関節への負担も増える季節。
だからこそ、滑らない床材選びは、 犬の足腰を守るうえでとても重要です。
なぜ冬は床で滑りやすくなるのか?
冬は犬の動きが慎重になる
寒い季節は、犬も体がこわばりやすく、急な動きや踏ん張りを避けるようになります。
その状態で滑りやすい床に立つと、
- 踏ん張れない
- 足が流れる
- 無意識に動きを控える
といった悪循環が生まれます。
結果として、動かない → 筋力低下 → さらに滑りやすく感じるという状態になってしまいます。
冬は床が冷え、グリップ力が落ちやすい
冬の床は、表面温度が下がり、
肉球が冷えて感覚が鈍くなりやすくなります。
そのため、
- いつもは問題なかった床
- 夏には気にならなかった滑り
が、冬になると急に気になることがあります。

犬にとって「滑らない床」とは?
人が感じる「安全」とは違う
人が「滑らない」と感じる床でも、犬にとっては滑りやすいことがあります。
犬の床選びで大切なのは、
- 表面のツルツル感が少ない
- 肉球が軽く引っかかる
- 踏ん張ったときに力が逃げない
という点です。
見た目の素材よりも、踏んだときの感触が重要になります。

冬におすすめの床材の考え方
選び方① 適度なクッション性がある
冬の床材には、「硬すぎず、柔らかすぎない」ことが求められます。
- クッション性がある → 衝撃を吸収
- 反発がありすぎない → 足が流れにくい
このバランスが、冬の足腰には重要です。
選び方② 表面がマットで、光沢が少ない
光沢のある床材は、見た目がきれいでも、冬場は特に滑りやすく感じやすくなります。
- マットな質感
- 表面に細かな凹凸がある
床材は、冬でも安心して使いやすい傾向があります。

選び方③ 冷えにくい素材を選ぶ
床が冷たいと、犬は立ち止まり、動かなくなります。
- 表面温度が下がりにくい
- 冬でも触れたときにヒヤッとしにくい
こうした素材は、滑り対策と同時に寒さ対策にもなります。
部分的な床対策でも効果はある
全面リフォームでなくても、
- 犬がよく歩く動線
- 寝起きで立ち上がる場所
- 庭への出入口
こうしたポイントだけを見直すだけでも、冬の滑り対策として十分効果があります。
特に、立ち上がる瞬間は、犬の足腰に大きな負担がかかります。
マットやラグを使う場合の注意点
簡易的な対策としてマットやラグを敷く場合は、
- ズレないこと
- 段差にならないこと
が重要です。
冬は動きが慎重になる分、 小さな段差やズレが転倒につながることもあります。

床が変わると、犬の動きが変わる
滑らない床は、
- 犬が自信をもって歩ける
- 自然と動く量が増える
- 冬でも筋力を維持しやすい
という好循環を生みます。
これは、前の記事で触れた「冬の犬の運動不足対策」とも深くつながっています。
冬の床選びは、庭とのつながりも意識する
庭に出るとき、 室内の床が滑りやすいと、犬は外に出ること自体をためらいます。
- 庭への出入口
- テラスや土間との境目
こうした場所こそ、冬でも滑らない床材が必要です。
冬だからこそ、足元を見直す
床は毎日使う場所であり、 犬の体を常に支えています。
冬は、足腰への負担が見えやすい季節。だからこそ、
滑らない床材選びが、犬の安心につながります。
次の記事では、「冬でも犬が安心して使える庭と外構の考え方」について、
風・日当たり・囲いの視点から解説していきます。
足元が変わるだけで、冬の犬の動きと表情は大きく変わります。

