犬のためにフェンスをDIYしても大丈夫?安全に作るために知っておきたいポイント

愛犬のために庭をもっと安心して使えるようにしたい——。
そんな思いから「フェンスや門扉をDIYしてみようかな」と考える飼い主さんは少なくありません。自分の手で庭を整えられるのは魅力的ですし、コスト面でもメリットを感じやすいですよね。

ただ、犬の安全を守る設備として考えると、フェンスや門扉には“見た目以上の専門性”が必要になります。とくに犬は私たちが思う以上に力が強く、観察して学び、すき間を見つけることに長けています。
そのため、「作ってみたけれど、少し不安が残る…」「固定が甘くてぐらつく…」といった相談も実はよく聞かれます。

この記事では、犬が安心して過ごせる庭をつくるために、DIYで気をつけたいポイントをわかりやすく解説します。
最後には、どの段階で専門業者に相談すべきかの基準もまとめていますので、「自分でできる範囲」と「プロに任せるべき範囲」を見極める参考にしてみてください。


ドアの前に立つ犬
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フェンスや門扉をDIYするとき、どんな安全性が求められる?

フェンスは「囲う」だけでなく、犬の行動を予測しながら設計された“安全装置”でもあります。
たとえば以下のようなポイントは、犬の習性を踏まえた設計が必要です。

  • 押す・引く力に耐えられる強度
  • すき間や高さが犬種・体格に合っているか
  • 地面とのすき間が広がらない固定方法
  • 門扉の開閉方向やロックの安全性

とくに門扉は、開けた瞬間に勢いよく走りだす“飛び出し”につながる場所。DIYの場合は思わぬ弱点ができやすく、強い力がかかる部分ほど注意が必要です。


フェンスの強度はどのくらい必要?犬が加える力を想定しよう

DIYで最も見落としやすい点が構造強度です。
犬は好奇心旺盛で、「向こうに行きたい」と思ったら鼻先や体を使って押したり、フェンスに前脚をかけて体重をかけたりします。

強度チェックのポイント

  • 柱の埋め込み深さは十分か
  • 地盤が柔らかい場所でぐらつきが生じていないか
  • 横板・縦格子のたわみやすさ
  • フェンス全体の耐風性(風で揺れると犬が不安に感じることも)

特にアルミや樹脂フェンスはDIYでも扱いやすい反面、固定方法で強度が大きく変わります。「見た目はしっかりしているのに、支柱が動いてしまう」というケースは少なくありません。


フェンスの中の犬

すき間や高さは犬種によって変わる?脱走しやすいパターンとは

DIYでは見た目を優先しがちですが、犬の行動パターンを理解しておくと安全性は格段に高まります。

よくある脱走パターン

  • 小型犬:フェンスのすき間から顔→前足→体まで抜ける
  • 中型犬:横板フェンスを足場にして登る
  • 大型犬:フェンスをジャンプして越える/押して広げる

そのため、DIYの場合は「犬ができること」を基準にして設計するのがポイントです。

高さの目安

  • 小型犬:100〜120cm
  • 中型犬:140cm前後
  • 大型犬:160cm以上(個体差に注意)

ただしこれはあくまで目安で、庭の地面の高さ・置いてある家具・植栽などが“踏み台”になることも。DIY前に庭全体を見渡して、犬が登れそうな箇所がないかチェックしておきましょう。


覗く犬

地盤と固定方法はDIYの落とし穴。どこまで自分でできる?

フェンスや門扉を安全に設置するうえで欠かせないのが地盤と固定
地面が砂地・盛土・傾斜地などの場合、支柱が傾きやすく、時間が経つと強度が大きく落ちてしまうことがあります。

DIYで気をつけたい点

  • モルタル・コンクリートの厚みや配合にばらつきが出やすい
  • 掘削深さが足りないと強度が不足する
  • 水はけが悪い場所は支柱が不安定になりやすい

特に門扉の支柱は、片側に負荷が集中するため「DIYでは難しい」と言われる部分です。開閉を繰り返すことで徐々にずれが生じ、ロックがかかりにくくなるケースが多く見られます。


門扉はDIYで大丈夫?安全ロックや開閉方向にも注意

門扉は犬の飛び出しを防ぐための最重要ポイント。
DIYでは以下の項目を必ずチェックしておきましょう。

チェックポイント

  • ロック部分が犬の鼻先で押しても外れないか
  • 開閉方向が道路側に向いていないか(外開きは危険)
  • 風で煽られて急に開く構造になっていないか
  • 重さに対して支柱強度が十分か

特に強風の日や宅配対応のタイミングは、門扉が開いてしまうリスクが高く、DIYならではの弱点が露呈しやすい場所でもあります。


フェンス

DIYで作れないわけではない。でも「安全に作る」のは別の話

結論として、犬のためのフェンスや門扉はDIYでも作れます。
しかし、

  • 強度
  • すき間
  • 地盤
  • 安全ロック
  • 動線計画

といったポイントは、見た目以上に専門性が求められます。

DIYの魅力は残しつつ、
「これは安全面が心配だな」と感じる部分だけ 専門施工店に依頼する という方法もあります。
庭全体の計画や高さの設定だけ相談するケースも多く、プロの目線を取り入れることで、愛犬の安全がぐんと高まります。


専門業者にはどのタイミングで相談するべき?

次のような状況に当てはまる場合は、早めに相談すると安心です。

  • 地盤が柔らかく、支柱が安定するか不安
  • 大型犬・活発な犬で、脱走リスクが高い
  • 門扉の設置が初めてで構造に自信がない
  • 庭の動線を見直したい(玄関〜庭の飛び出し防止など)
  • 既存フェンスが不安定で補修すべきか迷っている

プロは“犬の行動を前提にした外構づくり”のノウハウを持っているため、DIYと組み合わせながら安全に仕上げるためのアドバイスをしてくれます。


DIYをする二人

犬にやさしいフェンス・門扉づくりに迷ったら

愛犬の安全を守るフェンスや門扉は、庭づくりの中でも特に重要な存在です。
DIYでできること、プロに任せたほうが安心な部分をバランスよく考えながら、愛犬がのびのび過ごせる庭を整えていきたいですね。

犬にやさしい素材や施工の相談は、「犬と住まいる協会」の加盟店ページから探すことができます。
地域の専門店に相談すれば、あなたの愛犬に合った安全な庭づくりのヒントがきっと見つかります。

詳しくは下記ページよりご覧ください。

https://inutosumai.com/message/

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