冬になると、
「犬が庭に出なくなった」
「人工芝を敷いたのに、寒い季節は全然使わない」
と感じる飼い主さんは少なくありません。
こうした悩みの中でよく聞かれるのが、 「人工芝は冬でも使えるのか?」という疑問です。
結論から言うと、人工芝は冬でも使えます。
ただし、犬が庭を使わなくなる理由を理解せずに人工芝を敷くと、冬はほとんど使われない庭になってしまいます。
前回の記事「冬、犬が庭を使わなくなる理由」を踏まえながら、人工芝が冬の庭でどう作用するのかを整理していきます。

冬に犬が庭を使わなくなる理由は「人工芝」ではない
まず知っておきたいのは、 冬に犬が庭を使わなくなる原因の多くは、
人工芝そのものではないという点です。
犬が冬に庭を避ける理由は主に次のようなものです。
- 足裏が冷たく、不快に感じる
- 風が強く、体感温度が低い
- 日向がなく、寒さを感じやすい
- 落ち着いて立ち止まれる場所がない
人工芝は、これらの条件が整っていないと、「寒さが目立ちやすい素材」になってしまいます。
その結果、「人工芝だから冬は使えない」と感じてしまうケースが多いのです。

人工芝が冬に使いにくいと感じる主な原因
表面が冷たく感じやすい
人工芝は天然芝と違い、 冬場は表面温度が低くなりやすい素材です。
特に、
- 芝丈が短い
- クッション性が低い
- 下地がコンクリートのみ
といった人工芝では、犬は足を置いた瞬間に冷たさを感じ、すぐに庭から戻ってしまいます。
風を遮れない庭では体感温度が下がる
人工芝自体に断熱性はほとんどありません。
そのため、
- フェンスが風を通す
- 庭が吹きさらし
といった環境では、冬はどうしても居心地が悪くなります。
これは人工芝の問題というより、庭全体の設計の問題です。

それでも人工芝が「冬の庭」に向いている理由
一方で、人工芝には冬の庭だからこそ活きる特徴もあります。
- 泥やぬかるみが出にくい
- 霜や雪解け後でも足元が安定している
- 短時間でも気軽に庭に出せる
冬の庭は、夏のように走り回る場所ではなく、短時間、外の空気を感じる場所として使われることが多くなります。
その使い方において、人工芝は非常に相性の良い素材です。
冬でも使える人工芝にするための対策
芝丈とクッション性を意識する
冬に犬が庭を使わなくなる理由のひとつは、 足裏への冷えと硬さです。
- 芝丈がある
- クッション層がある
人工芝を選ぶことで、地面からの冷えと衝撃をやわらげることができます。
見た目よりも、踏んだときの感触を重視することが大切です。

下地構造で冬の快適さは大きく変わる
人工芝の冬の使いやすさは、実は下地のつくり方に左右されます。
- 排水層がある
- 地面からの冷えを直接伝えない
こうした構造にすることで、人工芝は冬でも「立ち止まれる場所」になります。
日向とセットで考える
前の記事でも触れている通り、冬に犬が庭を使うかどうかは日向があるかどうかで大きく変わります。
人工芝を敷く場合は、
- 冬でも日が当たる場所
- 午前中に暖かくなる位置
を意識することで、犬が自然と庭に出るようになります。

フェンスや囲いと組み合わせる
冬に犬が庭を使わなくなる最大の要因は、実は「風」です。
- 風を遮るフェンス
- 視線を防ぐ囲い
と人工芝を組み合わせることで、体感温度と安心感が大きく改善されます。
まとめ|人工芝は冬でも使える。ただし「庭全体」で考える
人工芝が冬に使えないと感じる多くの原因は、素材そのものではなく、
- 冷え
- 風
- 日当たり
といった庭全体の環境にあります。
冬、犬が庭を使わなくなる理由をひとつずつ潰していけば、 人工芝は冬でも十分に活躍します。
人工芝は、冬の庭を“使えない場所”にしないための選択肢のひとつ。
「冬、犬はどう過ごす?寒い季節に後悔しない住まいと庭の整え方」の記事で触れている
視点に立って考えれば、 人工芝は寒い季節でも犬の暮らしを支えてくれる存在になります。


